イチョウ葉エキスが注目を集めています。痴呆症や耳鳴りなどに効果があると言われているイチョウ葉エキスとは?
今から50年ほど前、ドイツのシュワーベ博士は長年の研究の結果、イチョウ葉エキスの抽出に成功しました。それ以降、イチョウ葉エキスは注目されはじめています。イチョウ葉エキスは、ヨーロッパではかなり以前から医薬品として認可され利用されています。耳鳴り、めまい、痴呆症などの治療薬として用いられているのです。イチョウ葉エキスはアメリカでは健康補助食品として重用されており、血流をよくして血管の機能を高めたり、記憶力や集中力を上げる効果があるとして販売されています。
イチョウ葉エキスが広く認められている物質であることが、これらのことからもよくわかります。脳機能の改善効果を期待して、イチョウ葉エキスは日本でも高い評価を受けています。まだ医療品としては確立されていませんが、脳の機能が改善されれば痴呆症に効果があると考えられています。イチョウ葉エキスに含まれている種類は非常に多く、テルペンやギンコライド、そしてフラボロイドが13種類も含まれています。その中の成分フラボノイドの作用が、痴呆症を予防・改善の効果を発揮しているのです。脳の血の巡りが悪くなると脳機能障害を起こし、痴呆症を引き起こすことがあります。
予防策として、血の巡りをよくする必要があります。イチョウ葉エキスに含まれているフラボノイドが痴呆の改善に役立つのは、血の巡りをよくすることで脳の働きをよくする効果を期待しているからです。フラボノイド単品で効果があがるわけばなく、イチョウ葉エキスが含んでいるその他の物質も効果があります。とはいえ、自分に一番合ったサプリメントを選ぶことが大事です。イチョウ葉エキスだから何でもいいというわけではありません。注目されているからといって、ネットや販売店で気軽に購入するのは、間違った健康管理ですよ。